近年顕微鏡の高解像度が進む一方で、本来ヒトの眼ではみることができない蛍光信号をとらえる米等を搭載した。我々はこの蛍光信号検出、処理に着目して研究を行った。対象とする脳信号は脳血流、脳組織などのからの特異的蛍光信号とした。インドシアニングリーン(ICG)を用いることで、自作ソフトウエアにより自動脳血流、流速解析を行い、さらに自動レポート装置作成を行った。また、アミノレブリン酸が腫瘍に取り込まれプロトポルフィリンIXになるときに発する630nmの蛍光を顕微鏡搭載分光器で定量をおこなった。この定量により腫瘍、腫瘍周辺、正常脳の鑑別を定量的に行うことができた。これらの方法は特許取得・申請中である。
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