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2014 年度 実施状況報告書

マウスiPS細胞から軟骨細胞への分化制御機能を有する糖鎖マーカーの探索

研究課題

研究課題/領域番号 26670652
研究機関北海道大学

研究代表者

岩崎 倫政  北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30322803)

研究分担者 小野寺 智洋  北海道大学, 大学病院, 講師 (70547174)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2016-03-31
キーワード軟骨代謝 / 軟骨細胞分化 / iPS細胞 / 糖鎖 / 分化マーカー
研究実績の概要

細胞分化に伴い細胞表面の糖鎖構造が劇的に変化することが証明されつつある。本研究では、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から軟骨細胞への分化に伴う細胞上の糖鎖構造変化を解析する。最終的には、得られた解析結果より分化マーカーとなりうる候補糖鎖を探索し、それらの機能解析を行うことで分化制御機能を有する糖鎖マーカーを同定する。
具体的な研究計画は、① iPS細胞から軟骨細胞への分化に伴い細胞上で有意な構造変化を示す糖鎖の同定、② 同定した糖鎖(候補糖鎖)の生合成に関連する糖転移および分解酵素の遺伝子発現変化の解析、③ ①、②の解析結果より候補糖鎖を絞り込み、その関連遺伝子のknock-downおよびoverexpressionにより糖鎖発現を調節し、細胞分化におけるその機能を解明することで分化マ―カーとして有用な糖鎖を決定することである。
平成26年度は、iPS細胞から軟骨細胞への分化条件と手技を確立させ、実際の糖鎖構造解析を行った。骨髄間葉系幹細胞(BMSC)およびBMSC由来の軟骨細胞をコントロールとすることで、iPS細胞から軟骨細胞への分化に伴い細胞上で有意に変化する糖脂質およびN型糖鎖関連分子を同定した。現在は、同定された糖鎖分子の関連酵素の遺伝子発現を解析中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

上述した研究計画の①細胞上の糖鎖構造解析と分化に伴い変化する糖鎖分子の同定は終了した。さらに、②同定した糖鎖の関連酵素遺伝子の発現変化に関する解析を実施している。当初の予定通り研究は進行しており、おおむね順調に進展していると判断する。

今後の研究の推進方策

上述した研究計画の①細胞上の糖鎖構造解析と分化に伴い変化する糖鎖分子の同定は終了した。さらに、②同定した糖鎖の関連酵素遺伝子の発現変化に関する解析を実施している。当初の予定通り研究は進行しており、おおむね順調に進展していると判断する。

次年度使用額が生じた理由

平成27年3月に購入した物品については平成27年4月に支払いが行われたため未使用額が発生した。

次年度使用額の使用計画

平成27年3月に購入した物品については、平成27年4月に支払いが行われた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ultra-purified alginate gel (UPAL gel) を用いたマウス人工多能性幹細胞(iPS細胞)からの軟骨細胞分化誘導2015

    • 著者名/発表者名
      本谷和俊、小野寺智洋、岩崎倫政、他
    • 学会等名
      第28回日本軟骨代謝学会
    • 発表場所
      東京医科歯科大学(東京都)
    • 年月日
      2015-03-06 – 2015-03-07

URL: 

公開日: 2016-05-27  

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