研究成果の概要 |
DIO1, DIO2, DIO3、甲状腺ホルモン受容体の発現を、関節軟骨細胞から抽出したcDNAを用いてリアルタイムRT-PCR、免疫組織染色法にて調べたところ、DIO3はやや低かったものの、他の分子は全て一定の発現を示すことが分かった。軟骨細胞の初代培養系にて、甲状腺ホルモンを投与すると細胞の増殖速度は増加し、また増殖に伴う脱分化も抑制される傾向がみられた。DIO1,DIO2の過剰発現ではこのような作用はみられなかったが、甲状腺ホルモンの投与下では相乗効果があることが分かった。
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