2015 年度研究成果報告書

硫化水素による骨代謝制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号	26670673
研究種目	挑戦的萌芽研究
配分区分	基金
研究分野	整形外科学
研究機関	慶應義塾大学
研究代表者	中村貴慶應義塾大学, 医学部, 助教 (80431948)
研究期間 (年度)	2014-04-01 – 2016-03-31
キーワード	ガスメディエーター / ビタミンD / 硫化水素
研究成果の概要	本研究ではガスメディエーターによる骨代謝制御機構の解明を目的として、骨組織における内因性硫化水素の役割に注目し、硫化水素産生酵素であるシスタチオニンβ合成酵素（CBS）の遺伝子破壊マウスの解析を行った。その結果、CBS遺伝子破壊マウスでは様々な骨代謝異常に加えてカルシウム代謝異常が観察された。以上の結果から、硫化水素は正常なカルシウム恒常性の維持に重要な役割を担っていると考えられた。
自由記述の分野	骨・カルシウム代謝