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2014 年度 実績報告書

痛み動物のMRI画像の新たな診断ツールの開発

研究課題

研究課題/領域番号 26670688
研究機関大阪大学

研究代表者

真下 節  大阪大学, その他部局等, 名誉教授 (10110785)

研究分担者 中江 文  大阪大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (60379170)
中井 國博  福井大学, 医学部附属病院, 准教授 (80362705)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2015-03-31
キーワード高解像MRI / 神経障害性疼痛モデル
研究実績の概要

本研究では痛みの客観的評価とバイオマーカーの開発を通して、トランスレーショなるリサーチのツールとなるソフトウェアの開発を目指した。そのために、昨今注目されている脳画像を用いた痛みのバイオマーカーの開発を参考に動物への応用を目指した。そのために、1)オスの5週令のウィスターラットで顔面の神経障害性疼痛モデルを作成し、その疼痛行動を評価した。2)術後2週で疼痛行動の生じているラットとその対照群としてナイーブ(手術を全く行わない)、シャム(顔面に切開のみ入れる)をMRI撮像施設に移送し、術後3週目にあたる7週令で撮像を行った。3)撮像の3日前から毎日造影剤であるマンガネーゼを投与し、撮像はイソフルレン麻酔下でT1強調画像で脳と脊髄の撮像を行った。4)撮像結果を標準画像に変換し、そのおのおのの領域についてマンガンの取り込みを評価した。
その結果、スライスごとの解析では明らかな有意差を認めるものの、標準画像で立体構成させ、3次元でそのマンガンイオンの取り込みを評価した場合にはその有意差が消失した。
以上のことから、ソフトウェア化で今回試みようとした標準化ステップを踏んだ自動化ソフトウェアは今回の実験では困難であり、エンハンス強度を基にしたアルゴリズムの開発にはこれまでと同様の標準化技法を経ずに行う必要があることが明らかとなった。しかし、スライスごとの評価では有意な結果を複数の部位で見ることが出来たので、別のアプローチで検証を試みれば、実現可能性があると考えられる。、

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Back translational research on Pain2014

    • 著者名/発表者名
      Aya Nakae
    • 学会等名
      第1回CiNET Conference
    • 発表場所
      Osaka, Japan
    • 年月日
      2014-12-04

URL: 

公開日: 2016-06-01  

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