造精機能障害とエピジェネティクス異常の解明

2015 年度 実績報告書

• 研究課題/領域番号: 26670697
• 研究機関: 筑波大学
• 研究代表者: 市岡 大士 筑波大学, 附属病院, 病院講師 (20712813)
• 研究分担者: 常樂 晃 筑波大学, 医学医療系, 講師 (60436277)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2016-03-31
• キーワード: 不妊症 / 一塩基多型

研究実績の概要

不妊外来受診された患者194人の血液よりDNAを抽出した。194人の内訳は、乏精子症かつ精子無力症、乏精子症、精子無力症のいずれかに診断された方(OAT群)が81人、非閉塞性無精子症（azo群）が57人、精液所見正常、射精障害、閉塞性無精子症のいずれかの診断（対照群）が56人であった。
MTHFR遺伝子のrs1801133(C677T)、rs1801131(A1298C)について、TaqMan SNP genotyping assayを用いて、それぞれのアレルを同定した。OAT群、azo群ともに、対照群との間でSNPの頻度に有意な差はみられなかった。対照をHapMapの日本人172人として比較もしたが、同じく有意差はみとめなかった。