研究課題
本研究では、卵巣癌が宿主免疫から逃避する際に変化する未知の遺伝子や遺伝子群を免疫学的な機能ゲノミクス解析を用いて探索し、その進展に関わる因子を解明するとともに、従来の抗がん治療とは全く異なった視点から、新しい治療戦略を開発することを目的として研究を以下のように進めた。まず、複数の発癌遺伝子や発癌抑制遺伝子の変異を組み合わせて組み替えたマウス卵巣癌細胞株およびマウス卵巣癌腹膜播種モデルを用いて、卵巣癌が発生する際に宿主免疫から逃避する際に変化する遺伝子を網羅的に解析し、そのなかでも特に免疫(抑制)に関わる遺伝子や遺伝子群を抽出した。そのなかでアノテーションの不明な遺伝子を除く複数個の遺伝子を抽出できた。さらに、仮想抗原を発現するマウス卵巣癌細胞株を作成し同抗原を認識するT細胞をもつマウスへの繰り返し投与による免疫抵抗性(免疫逃避能)獲得能を有する細胞株を樹立する実験を行いの免疫抵抗性獲得細胞株を作成したが、上記で得られた遺伝子と一致するものがなかったため、それぞれ抽出された複数の遺伝子について機能を調べ、免疫に関わる遺伝子を同定しそれぞれの発現を抽出した。
すべて 2016 2015
すべて 雑誌論文 (10件) (うち査読あり 8件) 学会発表 (9件) (うち国際学会 6件、 招待講演 6件)
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