研究課題
代謝調節にかかわるレプチンやその下流の肥満因子関連遺伝子は、胎盤で発現しており、これらの遺伝子欠損マウスは様々な生殖発生異常を呈し、ヒトでは胎児発育や合併症妊娠との関連が示唆されている。しかしその分子メカニズムは不明な点が多い。そこで本研究は、胎盤における転写産物の転写後調節状態を解析し、胎児発育に関連する新たな分子メカニズムの同定を目指した。本年度は、コントロールデータのなる正常分娩例の胎盤を用いた解析を行った。具体的には、次世代シークエンサーを用いた転写産物の解析を行い、モデル系(培養細胞)で報告されているものと同等品質の解析結果を得ると共に、今後のヒト産科異常症例の解析に利用できる標準リファレンスデータを確立した。
すべて 2016
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)
J Appl Toxicol
巻: 36 ページ: 105-112
10.1002