CBAマウスに二酸化ゲルマニウムを投与して進行性難聴を作成した結果、apotosisなどに関する遺伝子発現が増え、エネルギー代謝、聴覚などに関する遺伝子の発現が低下した。タウリン、水素水、CoQ10を投与し、その予防効果を調べたところ、タウリン、CoQ10、水素水の順に聴力低下は有意に抑えられ、組織の変性も抑えられた。ミトコンドリア3243位点変異の難聴患者に対してCoQ10、タウリン内服、水素水の投与を行っところ、大多数の症例で難聴の進行はほとんどないが、1例だけ急性増悪を示した。平衡障害は緩徐ではあるが、進行した。
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