研究課題/領域番号 |
26670789
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
救急医学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
伊藤 隆史 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 講師 (20381171)
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研究分担者 |
丸山 征郎 鹿児島大学, 大学院医歯学総合研究科, 特任教授 (20082282)
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連携研究者 |
松本 雅則 奈良県立医科大学, 教授 (60316081)
早川 正樹 奈良県立医科大学, 助教 (30516729)
中原 真由美 鹿児島大学, 大学院医歯学総合研究科, 特任助教 (90707514)
川原 幸一 大阪工業大学, 工学部生命工学科, 特任教授 (10381170)
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研究協力者 |
永里 朋香 藤森工業株式会社
山田 晋吾 株式会社シノテスト
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 敗血症 / 血栓症 / ヒストン / 血管内皮細胞 / von Willebrand因子 / トロンボモジュリン |
研究成果の概要 |
今回我々は、「細胞外ヒストンが血管内皮細胞を傷害することによって、異常高分子von Willebrand因子(UL-VWF)の放出を誘導し、血栓性微小血管障害(TMA)様の病態を引き起こす」という仮説を検証した。培養血管内皮細胞をヒストンで刺激すると、ヒストンの濃度依存性にVWFが放出された。また、ラットにヒストンを持続投与して血清ヒストン濃度を高めると、糸球体において、血管内皮細胞上のVWFが減少し、血管内腔にVWFを含んだ血栓が形成された。また、VWFマルチマー解析ではUL-VWFの増加を認めた。遺伝子組換え型トロンボモジュリン製剤を投与すると、ヒストンによる血栓形成が抑制された。
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自由記述の分野 |
血栓症
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