この研究はショット研磨法をクラウンの研磨に臨床応用した場合の検討をおこなった.まずクラウンにショット研磨を行いVisual Analog Scaleを使って評価した.またクラウンの研磨時間を測定した.さらにマージン部のような鋭利な部分を想定した板状の試料を作製し,その辺縁部形態変形量を検討した.その結果,ショット研磨法はクラウンの研磨に有用であった.またショット研磨は2分以内という短い時間で研磨を行うことができた.辺縁部形態変形については,サンドブラストを行った試料とサンドブラスト後にショット研磨を行った試料間で,有意差は認められなかった.
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