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2014 年度 実施状況報告書

三次元異種情報計測を統合した画像認識型・拡張現実手術ロボットシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 26670860
研究機関自治医科大学

研究代表者

森 良之  自治医科大学, 医学部, 教授 (70251296)

研究分担者 末永 英之  東京大学, 医学部附属病院, 特任講師 (10396731)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2016-03-31
キーワード医用システム
研究実績の概要

口腔領域は解剖学的に複雑な構造を有するため、術野を素早く的確に認識するためには立体的な空間認識が重要である。見ることのできない部位を可視化し、立体的な位置関係を正確に把握できれば、手術の精度と安全性の向上に寄与する。本研究では、拡張現実(現実環境にコンピュータを用いて情報を付加提示する技術)により現実空間に浮かんで見える3D-CT 画像、病変部の可視光画像・蛍光画像および距離情報などを同時計測するコンピュータビジョン(視覚情報処理)による三次元異種情報計測、手術支援マイクロアクチュエータによる高精度位置決め装置を統合する。異種情報の位置関係を一体化し、高精度な手術支援を行う画像認識型・拡張現実手術ロボットシステムを開発する。これにより、安全かつ予知性の高い次世代型手術の実現を目指す。平成26年度には、高速画像制御による位置情報追跡に基づいた拡張現実手術支援システムの開発と高解像度化・高画質化・高速化を行なった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究計画調書の内容と進行状況がほぼ同一のため

今後の研究の推進方策

平成27年度には、可視光画像・蛍光画像および距離情報を同時計測するコンピュータビジョンシステムの統合、マイクロイメージセンサ・高精度位置決め装置の統合を行う。「現実に実在するかのように3D-CTによる歯や顎骨の立体映像がリアルタイムで正確な位置で高精細に表示されているか」「可視光画像・蛍光画像および距離情報が正確に一致しているか」「肉眼的に明らかでない原発巣の進展範囲や転移巣を実空間で立体的に視覚化できるか」「高精度位置決め装置が示す位置が手術シミュレーションの通りか」など可視化・可触化技術の三次元的な識別精度・処理速度を評価し、手術ナビゲーションあるいは手術ロボットとしての将来的な可能性と問題点を検証する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考] 研究業績

    • URL

      http://www.jichi.ac.jp/dent/5.html

URL: 

公開日: 2016-05-27  

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