研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究は、地震と津波災害に対する病院の防災・減災対策について、システムシミュレーションの手法を用いて客観的指標による計画と評価を目指した基礎的な研究として、防災・減災対策のベストプラクティスを提示することを目的とした。災害対策に積極的に取り組み、事業継続計画の策定と修正を実施するモデル病院の対策について、システムシミュレーションの手法を用いて実験を行った。その結果、例えば避難計画では、担送患者の割合が10%増加すると全体の避難時間が2.34倍延長するなど、搬送方法別患者割合による避難時間の変化や昼夜の人員配置の違いによる避難時間への影響など、対策の効果を客観的なデータで示すことが可能となった。
臨床看護学