看護用具・用品開発に向け、西山ら考案の患者中心型デザインワークショップ(PCDWS)手法の評価を目的とし、9回WSを実施した。ケア提供者、企業担当者計41名の参加者がベッド、尿器等を検討した。評価指標として、ユニバーサルデザイン7原則とシステムデザイン3項目からUD*SD分類シートを作成した。行動観察、参加者の質問紙調査、ファシリテータの面接、付箋紙に書き出した“気づき情報”等をデータとした。 主観評価では、参加者・ファシリテータ共に概ね高い評価が得られた。手法進行では、単線型・複線型・ハブ型・循環型の4タイプが抽出された。言語化の程度では、WSによって異なり、今回は傾向が認められなかった。
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