スポーツ分野でも研究段階である運動課題とアナロゴンを看護技術の習得に活用する方法を検討することを目的とした。 まず,文献研究を行い看護教員にインタビューを実施した。この内容に基づき, A看護系大学生106名を対象に「胸骨圧迫法」と「アンプルカット」の2項目の通常の指導による動作と運動課題とアナロゴンを使用した指導を受けた動作とを撮影して分析した。また,学生の感想を単文にし内容を整理した。 結果,運動課題とアナロゴンは,日常生活援助や診療補助の場面で使用されており,「胸骨圧迫法」は “馬跳び”,「アンプルカット」は“板チョコレートを割る動作”を行うことで習得を容易にする可能性があると推察された。
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