研究課題
挑戦的萌芽研究
一般市民および医療福祉従事者を対象とした勉強会(看取りに関する知識や情報の提供、事例の紹介、交流会)を全6回開催したところ、質問紙回答者の約半数が、介護観や死生観が変化したと回答した。市民の多様性の一例として、通院中の40歳以上のHIV陽性者を対象に、将来的に要介護状態になった場合の介護場所の意向について尋ねた。結果、部分的に介助が必要な場合には半数以上が在宅を選んだが、全般的な要介助時には施設を選ぶHIV陽性者が多かった。家族ケア症例研究会を期間中に20回開催し、症例の分析を行ったところ、≪good practice≫とは言えないありふれた実践の中に、実践上のヒントを見出した。
家族看護学