2015年に作成した「退院後の周産期のグリーフケアと地域連携システムモデル試案」が周産期の死を経験した母親・家族にとって妥当であるか、支援関係者である医療施設・行政・自助グループの方々を対象にデルファイ法を用いて意見を集約し、導入に向けて検討した。 モデル試案をもとに作成した退院後の支援内容と連携内容19項目の有用性について調査を2回実施した。第1回調査82名、第2回調査65名から返信があり、中等度(70%)以上の同意率を得たものは19項目中17項目(89.4%)であり、概ねモデル試案が妥当であることが示唆された。特に医療施設が核になって実施するグリーフケアと退院後の連携は高い同意率が得られた。
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