文部科学省では、全公立学校でインターネット教育の充実に取り組んでいるが、平成19年度「学校における教育の情報化の実態調査等に関する報告」では、都道府県により格差があることが報告されている。関西地域以西の実践報告は見当たらない。 本研究は病気が理由で長期入院を余儀なくされた学童の教育保障のために、ICT環境を整備し、ICTを活用し病院と原籍校のクラスとを繋ぎ、小児がんなどで長期入院している学童の不安や効果、また多職種連携について検討した。研究期間に男女の6事例に対して復学支援を実施した。母親や原籍校担任に開始前後の2回インタビュ-を行い、病院内学級の教員1名にも1回インタビューを実施した。
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