研究課題
平成28年度には、妊娠糖尿病療養支援助産師(GDM助産師)の育成を継続したが、日本母性看護学会セミナー「周産期・育児期の糖代謝異常に強い看護職育成セミナー」として、平成28年11月5日・6日の2日間で開催した。セミナーの企画・開催実務を本科研の研究チームで担当し、講師には、GDMを専門とする産婦人科医、糖尿病看護認定看護師資格を持つ助産師を招き、講義の一部とファシリテーターを本科研メンバーが担当した。平成27年度に作成した「妊娠糖尿病を経験されたあなたへ」のパンフレットについては、このセミナー参加者に配布し、好評であった。母性看護学会会員12名、非会員45名と学会会員を超えた参加であった。これらの結果から、今後は母性看護学会セミナーとして継続していくことになったが、平成26・27年度で本科研で開催したベーシック・アドバンスの5日間開催には及ばないため、時間や内容の検討については継続して検討するという課題が残された。平成28年度には介入の多施設共同研究の開始を目指した。平成28年度には倫理審査の向けて、中央プロトコール、調査プロトコール、基礎データシート、支援記録シート、対象者の意識調査(事前・事後)、対象施設の事前・事後調査、1才までの母子支援シート、同意書等の精選を進めた。必要な文書を所属大学の臨床研究等倫理審査委員会に申請した。本研究においては、産後に通常採取する採血結果を研究対象者から情報を得る形での産後の採血結果の活用を進めることにしたが、不可との結果であった。中央プロトコールからの修正が必要となり、平成28年度の期間内に再申請には至らなかった。研究参加を積極的に検討してい医療機関として、関東・北陸・関西・九州地区の10病院から参加についての打診があったため、科研は終了だが、この医療機関を中心に、再度研究を組み立てていくことになっている。
すべて 2016
すべて 学会発表 (2件)