研究課題
挑戦的萌芽研究
分娩時の会陰損傷を予防するため、妊娠中の会陰マッサージの有効性が初産婦では報告されているが、その実行は15%にとどまっている。そこで、会陰マッサージの教材をスマートフォン・ウェッブサイト群と、小冊子群の二つを開発・比較し、会陰マッサージの継続に効果があるかを検証した。ランダム化比較試験デザインを用いた。161人の初産婦を対象にして、47 人のスマートフォン群と 49人の小冊子群がすべての回答を提出した。プライマリーアウトカムであった会陰マッサージの継続率(1週間に3回以上)については、 51.1% がスマートフォン群であり、51.0% が小冊子群であり、両者に有意な差は認められなかった。
看護学