てんかん児への術前説明(プレパレーション)の実現に向けて、患児の個別性を踏まえ、アレンジ可能な汎用性の高いプレパレーション用教材の開発が必要であると考えた。説明をする看護師の意識下・無意識下での説明内容の情報を可視化し、教材作成につなげた。看護師のプレパレーションで伝えたい内容は6カテゴリーあった。児の不安を増強させないように看護師は内容を検討していたことが明らかとなった。この結果から、児が分かりやすく、不安を増強させないような仕掛け絵本教材を作成した。 また、母親も看護師と同様に児の不安を増強させたくない思いがあることも明らかとなった。今後も引き続きプレパレーションツールの検討が必要である。
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