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2017 年度 実績報告書

在宅における看取りを支える家族の介護力量アセスメント尺度の開発

研究課題

研究課題/領域番号 26671012
研究機関山梨県立大学

研究代表者

稲垣 順子  山梨県立大学, 看護学部, 教授 (20193542)

研究分担者 永田 千鶴  山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50299666)
佐藤 悦子  山梨県立大学, 看護学部, 教授 (40279899)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワード在宅 / 看取り / 家族 / 介護力量 / アセスメント尺度
研究実績の概要

本研究の目的は、在宅の看取りを支える家族のアセスメント尺度を開発することである。
調査は、全国訪問看護事業協会に許可を受け、正会員にリストアップされている4967箇所の訪問看護ステーションに質問紙を郵送し、平成28年10月~平成29年3月まで全数調査を行った。その結果489箇所から返信があった。このうち、性・年齢の記載がある主介護者389名を対象として分析を行った。
天井効果、フロア効果、正規性を確認した後、探索的因子分析を実施し、5因子19項目から構成される尺度を開発した。I-T分析の結果、r=0.134-0.918 (P<0.01)で、G-P分析の結果、各項目P<0.001であった。尺度全体のCronbachα:0.888で、5因子のCronbachαは、0.810-0.927であり、本尺度は信頼性が高いことが確認された。
また、本対象集団では、介護負担尺度(Zarit日本語版)は4因子15項目からなることが確認的因子分析で明らかになった。それぞれの因子と本研究で開発した在宅で看取りを支える家族のアセスメント尺度の相関を検討したところ、基準関連妥当性が高いことが確認された。さらに、確認的因子分析の結果、CFI:0.901、RMSEA 0.09と構成概念妥当性も高いことが確認された。
現在、介護負担尺度(Zarit日本語版)の構成因子に関する論文を英文雑誌に投稿中である。採択後、在宅の看取りを支える家族のアセスメント尺度を開発に関する論文を投稿予定である。また、29th International Nursing Research Congress from 19- 23 July 2018 in Melbourne, Australiaで発表し、本尺度の海外Versionを他国の研究者と開発していく予定である。

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公開日: 2018-12-17  

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