加齢により、高齢者は肩痛・腰痛・手足のしびれ・身体の動きの悪さを自覚する。このため高齢期の健康管理に安楽をあげ、リラクゼーションの効果を持つマッサージを地域在住高齢者の足部に用いて、疼痛の軽減・緩和、足部の安定性を向上することを目的にして研究を行った。地域在住高齢者が持つ自分の足に関する意識は「若いころとは異った足」で、その足に問題があると自覚した地域在住高齢者は約83%あった。研究者が地域在住高齢者の下肢に徒手マッサージを行った結果、気分を快方向に変化させた。また、マッサージ後に測定した地域在住高齢者の両足圧の中心点の軌跡長の移動は小さく、立位姿勢を安定させた。
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