研究課題/領域番号 |
26671019
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研究機関 | 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究 |
研究代表者 |
松井 美帆 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究, その他部局等, 教授 (60346559)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 高齢者看護 / 質指標評価 / 医療施設 |
研究実績の概要 |
Ⅰ.医療施設における高齢者看護の質評価指標候補の作成:システマティックレビューについて、MEDLINE、CINAHL、The Cochrane libraryを用いて、キーワード「quality indicators」「quality of care」「gerontological nursing」「acute care hospital」により文献検索を行った。また医療施設、訪問看護等の既存の質指標についても検討を行った。これらの結果から、医療施設における高齢者看護の質評価指標について、18領域に関する質評価指標候補を作成した。また、本研究の実施に向け、倫理申請をおこなった。 Ⅱ.医療施設における高齢者質指標の有用性と看護実践の検証に関する質問紙調査の検討:質評価指標作成後に予定している看護師を対象とした高齢者看護実践に関する調査研究の内容について検討を行い、高齢者看護の質評価指標と実践状況に関する質問紙を作成した。尚、高齢者看護実践の評価については、Geriatric Institutional Assessment Profile 日本語版は用いず、研究者が作成した調査項目とした。 Ⅲ.米国におけるEvidence-Based Geriatric Nursing Protocols for Best Practice (Boltz et al, 2011)、The Aseessing Care of Vulnerable Elders (ACOVE)に関わる文献レビューを行い国際学会で発表を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
システマティックレビューにより、療施設における高齢者看護の質評価指標候補を作成、倫理申請を行ったところである。
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今後の研究の推進方策 |
医療施設における高齢者看護の質評価指標候補について、高齢者看護に関わる専門家を対象にRAND/UCLA適切性評価法により質評価指標の評価を行う。また、高齢者質指標の有用性と看護実践の検証に関する質問紙調査を実施する。
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次年度使用額が生じた理由 |
平成27年度は予定通りの執行であったが、初年26年度からの繰り越しがあったため。
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次年度使用額の使用計画 |
調査研究、国内外における成果発表の旅費、論文校正の使用を予定している。
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