在宅看護は、超高齢社会の現代日本で発達すべき喫緊の課題であるが、学問体系として全国的教育への有効性を欠いている。ナイチンゲールの連携理念に則った保健医療福祉サービスの連携を在宅看護に実装した。病院中心の価値観で育った学生には病院の在宅療養移行支援から在宅での訪問看護へという保健医療福祉サービスの多職種連携を在宅看護実習に導入したIPEモデルが有効であった。病院から在宅へ、医療モデルから生活モデルへのパラダイム転換を効果的に経験でき、病院から継続する地域包括ケアシステムの現状と課題を体験することができた。
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