研究課題/領域番号 |
26671031
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
奈良間 美保 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (40207923)
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研究分担者 |
兼松 百合子 岩手県立大学, 看護学部, 名誉教授 (20091671)
白畑 範子 岩手県立大学, 看護学部, 教授 (60295384)
丸 光恵 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (50241980)
松岡 真里 高知大学, 医歯学系, 准教授 (30282461)
山本 弘江 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (80251073)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 育児ストレス / 育児支援 / 親役割 / 家族 |
研究実績の概要 |
本研究は、日本版Parenting Stress Index(PSI)を用いた乳幼児の親の育児ストレスの調査から20年を経て、現代の親の育児ストレスの実態を把握することにより、育児ストレスの普遍的特性と、時間の経過の中で地域性を含めて変化した育児ストレスの特性を明らかにするものである。 1.育児ストレスや育児支援に関連する文献検討 国内外の学術雑誌に掲載された育児ストレス、育児不安、親役割、及びそれらの要因、尺度開発等に関する文献から、研究の動向の最新情報を得た。 2.親の育児ストレスに関する調査票の作成、予備調査の実施と調査票の修正 文献を参考に調査票の内容を検討した。日本版PSIの項目の見直しを行い、分かりにくい表現等に修正を加えた。日本版PSI、個人・家族の背景、ソーシャルサポート等から構成する調査票を用いて、東海・東北・四国において予備調査を実施した。乳幼児の母親及び父親計15名より回答が得られ、調査に関する感想等も求めた。その結果に基づき、調査票の一部に修正を加えて、本調査の準備に取り組んだ。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初予定に基づき、調査票の作成と予備調査の実施、それに基づく調査票の修正を行い、本調査に向けた準備に取り組んだため、上記のように判断した。
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今後の研究の推進方策 |
調査の計画について、所属機関の倫理審査に申請し、本調査の準備・実施へと進める計画である。関東・東海・東北・四国の調査は、それぞれに調査担当者を決めて準備に当たることによって、関係機関との密接な連携の下に現実に即した方法で調査が実現できるものと考える。
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次年度使用額が生じた理由 |
調査票の内容の検討、予備調査とそれに基づく調査票の修正に時間を要したため、調査票の印刷、郵送等の諸費用が発生しなかったため。
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次年度使用額の使用計画 |
倫理審査の承認を得た上で、調査票等の印刷に伴う経費、日本版PSI使用料の支払いを計画している。また、関東・東海・東北・四国の調査は、研究分担者がそれぞれに、担当する地域において行政・教育機関等との調整、調査依頼を行うため、旅費及び通信費が必要となる。また、資料の整理、分析においては、短期雇用による人件費の支払いを計画している。
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