研究課題
挑戦的萌芽研究
85歳以上の高齢者は、加齢や認知症のために生存時間の延長がQOLの向上に直接繋がらない。かつ一人当たりの後期高齢者医療費の多寡は「入院」による影響が大きい。以上より、終末期にある高齢者への余命改善のための医療を評価することが必要だと考えた。医療従事者と遺族への調査の結果、病院で死亡する高齢者は「経口摂取不良・嚥下障害」や社会的な理由による入院が多かった。遺族でも「経口摂取不良・嚥下障害」による入院についての言及が多い点は共通していたが、また病院では「経口摂取不良・嚥下障害」への対応が延命になりやすいことも経験していた。
公衆衛生看護学、地域看護学、保健社会学