| 研究課題/領域番号 |
26671038
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| 研究機関 | 群馬県立県民健康科学大学 |
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研究代表者 |
大澤 真奈美 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 准教授 (50331335)
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| 研究分担者 |
嶋澤 順子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (00331348)
斉藤 基 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 教授 (30258884)
丸谷 美紀 鹿児島大学, 医学部, 教授 (50442075)
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| 研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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| キーワード | 児童虐待 / 乳幼児虐待 / 予防 / アセスメント / 看護介入 |
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| 研究実績の概要 |
平成26年度は、国内の文献検討を中心に行った。Ｗeb版医学中央雑誌およびCINALを用いて「児童虐待」「乳幼児虐待」「予防」「アセスメント」「看護介入」をキーワードに、掲載されている過去の文献を検索した。その結果108の文献が選定された。児童虐待の予防に関連する看護の研究は2005年以前は23件、2006年が8件、2007年が9件、2008年が10件、2009年が7件、2010年が4件、2011年が5件、2012年が9件と2005年以前を除くと毎年一桁代の文献件数であったが、2013年16件、2014年12件（2015年は4件で登録中）と近年は二桁の件数となっており、全国の児童虐待の相談件数の増加に伴って予防への看護の関心が高まり、研究が行われている状況が確認できた。検索した108件の文献から結果を熟読し、乳幼児健診時に保健師が母子への問診等において、どのような観察から「気になる児」「親の不適切な関わり」をアセスメントしていたか、という視点が記述されている場合その内容を抽出した。文献検討の結果、既に乳幼児虐待予防のアセスメント視点を目的とした研究成果１件を確認することができたが、当該文献は母親の家庭内などでの虐待を行っている行動そのものに焦点をあててアセスメント項目を明らかにした研究であり、健診の場で保健師が観察する「親の不適切な関わり」を観察するアセスメント項目とは様相が相違するものであった。
分析結果を現在集約中であり、5月末までに最終的なまとめを行い、学会発表へ向けて作業中である。また、文献検討によりアセスメント項目を抽出するだけでなく、これまで行われた関連する研究の概観を確認することができた。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当該年度は文献検討及び文献検討の結果をもとにアセスメント項目を抽出、整理し、市町村の保健師への調査を行う予定であったが、市町村保健師への調査の計画については次年度に繰り越しとなった。文献検討の結果予想以上の文献件数があがったため、文献検討に多くの時間を費やしてしまったことがその原因である。
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| 今後の研究の推進方策 |
平成27年度は5月末までに平成26年度の計画であった計画１の文献検討による乳幼児虐待予防のアセスメント項目（「母親の不適切な関わり」と「気になる児」）を抽出整理し、その研究成果を10月に行われる公衆衛生学会等に発表する予定である。その後引き続き市町村保健師への調査を実施しアセスメント項目を完成させる。その後乳幼児虐待予防の看護介入方法について、アセスメント項目を抽出した方法と同様に既に整理した108の文献の検討により抽出整理し、同様に市町村保健師への調査を行い、計画に２よる分類整理を行い、「乳幼児虐待予防のアセスメント指針（試案）」および「乳幼児虐待予防に向けた看護介入プログラム（試案）を作成する。
平成28年度は試案について全国保健師へのデルファイ法を用いた意見の収集および妥当性の検証を行い完成させる。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
当該年度の研究計画において、計画２の市町村保健師への調査について、研究計画に若干遅れがあるため、未使用額が発生している。
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| 次年度使用額の使用計画 |
平成27年度は当該年度に実施できなかった計画を実施した上で、平成27年度に予定した計画をすすめられるように、研究費使用を計画的にすすめていく。
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