研究成果の概要 |
フィンランドは, 妊娠中から出産後の学齢期に至るまで頻繁かつ継続的な支援がなされるなど,優れた母子保健システムが確立している。本研究では, フィンランドの育児環境と,日本の育児環境を出生人口に基づいた疫学研究の手法を用いて比較分析することにより,日本の育児環境の問題点と特徴を明らかにし,日本に適した新たな母子保健システムを開発することを目的とした。4か月児をもつフィンランドの母親の健康状態と日本の母親の健康状態を比較検討した。その結果,フィンランドの母親の方が,日本の母親に比べ,主観的健康感が有意によいことが判明した。
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