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2015 年度 実施状況報告書

慢性的に片づけられない若年者の実態と効果的介入プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 26671045
研究機関帝京大学

研究代表者

麻生 保子  帝京大学, 医療技術学部, 准教授 (80509646)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード整理整頓意識 / 精神・心理的健康
研究実績の概要

本研究の目的は、我が国の「慢性的に片づけられない若年者」の状況と支援の実態を把握し、効果的支援プログラムを作成し、介入効果を測定することであった。
本研究を通し、慢性的に片付けができない若者の生活の質を改善するとともに、極端に不衛生な住環境で生活をしている、いわゆる「ゴミ屋敷」による本人および近隣住民の健康被害を予防することをも期待していた。
昨年度調査においては、散らかりの程度と生活困難に関する調査票を作成し、信頼性・妥当性を検討した後、整理整頓が苦手な大学生の居住環境状況と整理整頓意識、精神・心理的特徴との関連を調べた。今回の調査では、限られた対象ではあるが、慢性的に片付けが苦手な若者の居室環境状況と精神・心理的特徴の関連を見ることができ、結果を国内外の学会で発表をした。
効果的な介入方法の検討に関しては、RCTにより介入効果について検証を始めたところである。本研究を通した、慢性的に片付けられない方を支援する取り組みに関する調査結果は、今後の我が国において慢性的に片付けができずに、日常生活の質を低下させている方を支援するための有意義な情報となりうる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

大学生における居室環境状況と精神・心理的健康に関する関連を調査し、介入方法の検討を進めることができた。「片付けが苦手な若年者」を対象とした介入研究を始めることができた事は、おおむね順調に進展しているととらえている。

今後の研究の推進方策

慢性的に片付けが苦手な12歳から54歳を対象に介入研究を継続する予定である。

次年度使用額が生じた理由

今年度介入研究を60人分実施予定であったが、実際には19人分の実施となった。次年度に41人分実施予定として、次年度使用額が生じている。

次年度使用額の使用計画

41人分の介入研究実施に要する金額として約116万円を使用予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2016 2015

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Association between behavioral and psychological characteristics and room environments among nursing or social work students2016

    • 著者名/発表者名
      Yasuko Aso,Masashige Saito,Yuka Nojiri,Yukiko Mochizuki,Mihoko Shimozono,Asuka Nemoto,Kazue Yamaoka
    • 学会等名
      19th East Asian Forum Of Nursing Scholars
    • 発表場所
      千葉
    • 年月日
      2016-03-14 – 2016-03-15
    • 国際学会
  • [学会発表] 医療・福祉系大学生による整理整頓意識と居室環境状況の特徴2015

    • 著者名/発表者名
      麻生保子、斉藤雅茂、野尻由香、望月由紀子、下園美保子、小長谷百絵、浜崎優子、吉岡幸子、野村祥平、岸恵美子、根本明日香、山岡和江
    • 学会等名
      第74回日本公衆衛生学会
    • 発表場所
      長崎
    • 年月日
      2015-11-04 – 2015-11-06

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公開日: 2017-01-06  

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