研究課題
訪日外国人旅行者の調査はヘルスプロモーション情報提供とその効果の因果関係を検証するために介入研究とした。介入調査は英語の原書を用いて、広島のHanaホステルでパイロットテスト後、介入グループ122名、コントロールグループ119名の2つ群に、成田国際空港出発ロビーで2014年12月に実施した。介入グループに(1)2009年度から実施している事前研究で得られた結果をヘルスプロモーションの観点から作成した15項目(日本でのヘルス・プロベンション、言語対応、インフォームド・コンセント、支払、感染予防対策、緊急時対応、医療情報へのアクセス、看護や医療の質、医療者との関係、医療施設内の表示等)からなる英語版情報提供アニメ動画のMariInfo Japan、(2)コントロールグループには、既に一般に世界に幅広く販売されている英語ガイドブックのヘルス情報短縮版を提供した。すでに国際雑誌に掲載されているMari Mater-X、STAI-Yを用いて、その前後と、2群間を測定後、JMP 9.0 とText Mining 4.2で分析した。結果は、JMPを使用した分析の介入グループは、コントロールグループと比較して(1)日本のヘルスやシステムの知識を習得(2)不安の軽減、(3)リラックスに導かれやすくなった。さらに、Text Mining よる分析では、外国人旅行者から日本滞在におけるヘルスプロモーションへの要望や提言が得られた。
2: おおむね順調に進展している
予定に従って順調である。
今後、(1)今回の外国人旅行者の研究結果や要望を反映して、(2)実際に外国人患者を受け入れられていたり、受け入れる可能性がある日本の医療施設の方々の意見を融合し、(3)外国人が日本を訪れるのに効果的なヘルスプロモーションゲーム開発に結び付ける。
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Revista da Escola de Enfermagem da USP, REEUSP
巻: 48(2) ページ: 294-302
http://dx.doi.org/10.1590/S0080-6234201400002000015
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