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2017 年度 実績報告書

地球流体シミュレーションのための多変量データ可視化手法の開発とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 26700010
研究機関国立研究開発法人海洋研究開発機構

研究代表者

松岡 大祐  国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地球情報基盤センター, 技術研究員 (80543230)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワード水塊 / 雲塊 / 可視化
研究実績の概要

大気や海洋、固体地球等の大規模数値シミュレーションによって生成される数値データは、データサイズが膨大であるだけでなく、そこに含まれる情報量も膨大であり、解析者が理解するのを困難なものとしている。本研究課題は、大規模シミュレーション結果から有益な情報を効率的に引き出し、効果的に認識するための可視化手法の研究開発および地球科学における実現象への応用を目指したものである。
平成29年度においては、平成28年度までに開発を行った大気シミュレーションからの雲塊の分類に関する研究および海洋シミュレーションからの水塊の抽出に関する研究を行った。前者に関しては、上層雲(巻雲、巻積雲、巻層雲)、中層雲(高積雲、高層雲)、低層雲(層積雲、層雲、乱層雲)について、Google画像検索によってラベル付けされた雲写真を取得し、深層学習を用いた可視化結果の自動的なクラス分類に適用した。これによって、物理ベースの分類に加えてイメージベースの分類を用いることで、雲の詳細な分類が可能であることを示した。
また、後者に関しては、海洋において水温や塩分で特徴付けられる水塊であるモード水の、3次元形状を比較する手法を開発した。これによって、これまで複数の研究者によってそれぞれ定義された様々ななパラメータの組み合わせによって抽出されたモード水の、定量的な比較を行うことに成功した。開発手法を、太平洋領域の高空間分解能データに対して適用することにより、海洋物理学における知見を得た。

現在までの達成度 (段落)

29年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

29年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額が生じた理由

29年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額の使用計画

29年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2018 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] Extraction, Classification and Visualization of 3-Dimensional Clouds simulated by Cloud-Resolving Atmospheric Model2017

    • 著者名/発表者名
      Daisuke Matsuoka
    • 雑誌名

      International Journal of Modeling, Simulation, and Scientific Computing

      巻: 8 ページ: 1-15

    • DOI

      10.1142/S1793962317500519

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] モード水領域の3次元形状比較2018

    • 著者名/発表者名
      矢野 緑里,伊藤 貴之,田中 裕介,松岡 大祐,荒木 文明
    • 学会等名
      第1回ビジュアリゼーションワークショップ
  • [学会発表] Classification and Visualization of simulated Clouds using Machine Learning2017

    • 著者名/発表者名
      Daisuke Matsuoka
    • 学会等名
      JpGU-AGU Joint Meeting 2017
    • 国際学会
  • [学会発表] 深層学習を用いた気象シミュレーションデータからの雲形の分類2017

    • 著者名/発表者名
      松岡 大祐, 杉山 大祐, 川原 慎太郎
    • 学会等名
      可視化情報全国講演会(室蘭2017)

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公開日: 2018-12-17  

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