平成26年度の研究計画に沿って空間コード化光を用いた構造化光投影を利用して距離画像を取得するプロジェクタカメラネットワーク構築の準備を行った。新規計測システムの設計準備として、microsoft社製kinect2センサを用いた人体計測システムを構築した。研究代表者のこれまでの研究成果を元に、人体形状スキャナで取得したデータから人体形状の主成分モデルを構築し、それを用いて精度の低い3D計測データから高精度の人体形状を取得する方法を明らかにした。英エディンバラ大学から学生(1名)を研究補助員として雇用し、大量の被験者実験を実施して手法の検証を行ったところ、計測誤差が1cm程度の場合にも、人体形状と姿勢を実用的な精度で復元できるという示唆が得られた。
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