今後の研究の推進方策 |
B)ユーザーと野生動物との間のつながり感をリアルタイムに醸成するインタフェース 拠点にユーザーと野生動物との間のつながり感をリアルタイムに醸成するインタフェースを実装する。但し,プロトタイプは事前研究で整っている。まず、2014年で行う実施予定だった”A2)部品を接続する電源,通信ケーブルの敷設”の作業を行う。
B1)事前研究で開発・実証した静電容量型野生動物近接検知センサをさらに単純化し,基盤の観測拠点に配置する。野生動物接近情報は2014年度で構築した電源用ネットワークを通じ給電・データ取得を行う。得られた野生動物席接近情報はインタラクションのための手がかり情報だけでなく, 基盤と連動することで電源・情報インフラの制御として活用する。
B2)つながり感をリアルタイムに醸成するためのインタラクションシステムの構築については事前研究を参考に時分割多重化(マルチユーザー化対応)することで実現する。時分割多重化を実現するには、ネットワーク配信の遅延時間を固定化する必要があるため,SoundWire 技術によりIPv6 環境上でQos 制御したUDP ストリームによる音響リアルタイム配信技術を実装する。MTU,RWIN 値などを調整しネットワーク占有率を極限まで引き上げ,配信遅延の最小化とインタラクションの時分割多重化実現する方法を模索する。そのため本年度は静電容量センサ,ソフトウェア開発, 山岳地帯の工事費, システムの24 時間×1 年間の評価並びに利用ユーザー支援のための人件費を計上している。順調に進展しない場合はリアルタイム性を下げ難易度を下げる。
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