本研究では,ロボティクス・ハプティクス・VR技術に立脚し,ヒトの身体所有感操作を簡便にするための新たな手法及び実験システムの開発を行った.開発した技術を基礎として,(1)身体所有感操作における運動主体感の影響,(2)アクティブセルフタッチを用いたFBI研究及び自他認識の操作,(3)温感ディスプレイを用いた自己身体認知・認識の操作,(4)第三者の存在に関する研究,(5)身体所有感操作の知見を利用したリハビリテーションシステムの開発,に関する5つの研究課題に取り組み,ヒトの身体認知に関わる新たな知見を得ることができた.またその知見のリハビリテーション等での応用可能性についても示すことができた.
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