本研究が進んだことによって,(1) 同一受験者の年複数回受験を検討する.(2) 高校の基礎学力を測定する基礎型試験と大学入学者選抜に用いる発展型試験を共存させる.(3) 話す・書くなどの英語能動的技能を測定するテスト(TOEFL,TOEIC等)を活用する.(4) 論理的思考力や数学的思考力といった非教科依存型の試験を一部含める.といったことを可能にするテストシステムの可能性について具体的に示すことが出来た.このことにより,現在の大学入試センター試験の運用方法では実行不可能な新しい試験のあり方を社会に対して発信することができた.
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