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2014 年度 実績報告書

X線可視化計測と超並列数値流体計算の融合による鳥呼吸器内流体制御機構の統合的解析

研究課題

研究課題/領域番号 26702012
研究機関埼玉大学

研究代表者

中村 匡徳  埼玉大学, 理工学研究科, 准教授 (20448046)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワード鳥類 / 呼吸
研究実績の概要

鳥類は,哺乳類とは異なる肺構造を有し,高効率な呼吸を可能としている.本研究では鳥類の呼吸器内における流体制御機構の解明に挑む.具体的には,CTを用い鳥の気管支樹の構造を詳細に計測し,超並列数値流体計算により鳥呼吸器内の流れを調べる.また,実際の鳥に対してX線透過可視化を用い,安静と運動条件下での分岐部での流れ方向や気嚢の挙動の違いを明らかにする.さらに,ウズラやダチョウなど行動様態の異なる鳥について呼吸器内流れを調べ,行動様態による呼吸システムの違いについて評価する.以上により,鳥類の呼吸器内における流体制御機構に学ぶ高効率物質輸送・交換機構の構築を目指すとともに,力学的な知見を生物分類学もたらす

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

初年度に予定していた鳥呼吸器内気管支形状はCTにより撮影が完了した。また、気嚢の変形挙動を示す力学モデルの構築もできた。さらに、集中定数回路による鳥呼吸器表現およびGPUによる流体計算用プログラムも完成した。

今後の研究の推進方策

作製したGPU計算コードを用いて鳥呼吸器内気流について計算する。

次年度使用額が生じた理由

予定していた鳥呼吸器の可視化実験を行うことができず、一部の実験を来年度にまわしたため。

次年度使用額の使用計画

鳥呼吸器の可視化実験を行うための実験機器の購入ならびに実験を行うための費用として使用する。

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公開日: 2017-01-06  

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