非発光の要因となる結晶欠陥が低減された、酸性アモノサーマル法にて作製したGaN結晶上にハライド気相エピタキシ法にて成長させたm面自立GaN結晶を、時間分解分光法に用いて評価した。本結晶の室温発光寿命は、GaN結晶として極めて長い2.07 nsであった。これをさらに定量解析するために、全方位フォトルミネセンス(ODPL)法を提案し内部量子効率を評価したところ、励起密度60 W/cm2にて70%に達する高い値を得た。また、発光が抑制されている例として厚い井戸幅を持つAlGaN量子井戸について、適切な構造を設計し、実際にそれを作製することにより確かに発光効率を増加できることを実験的に示した。
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