細胞といった液中試料の磁気共鳴力計測法に基づくフローサイトメトリー技術を構築するために、振動型カセンサとしては、先端に直径が8.2μmの微小磁石(NeFeB)を取り付けた高感度磁気力センサを作製した。真空用サンプルチャンバとしては、厚さ178nmの超薄膜窓を有する細胞を流すための真空中マイクロ流路型チャンバーを開発した。また、プローブ形状先端にNVセンターを有するダイヤモンド薄膜を設置することに成功し、高周波電磁波を用いて、NVセンターから発する蛍光強度変化を観測することに成功し、作製したNVセンターを有するダイヤモンドプローブが磁気共鳴計測に応用出来るセンサであることを示すことができた。
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