研究成果の概要 |
「トポロジカル絶縁体」(Topological Insulator, 以下TI) とは, 物質内部は絶縁体であるもののエッジ部分 (面や縁) はスピン偏極した金属性を示す「新奇な物質」である. その実在例が無機物に限定される状況で, 本研究では史上初となる含有機系二次元TIの実証を目指した. 具体的には, 筆者が2013年に発表したボトムアップ型「ジチオレン金属錯体ナノシート」 (J. Am. Chem. Soc. 2013, 135, 2462) を中心とした, 種々の金属錯体ナノシートに関する追究を行った.
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