ポリスチレンとアミン末端ポリブタジエンからなるコア-シェル型ポリマーブレンド微粒子を独自の微粒子作製法である自己組織化析出(Self-ORganized Precipitation, SORP)法により作製した。得られた微粒子の表面電位はアミン基により正に帯電していることから、負に帯電した金ナノコロイド粒子と混合することで、金ナノ粒子がシェルに高密度に充填された有機-無機コンポジット微粒子が得られることを見いだした。本微粒子が近赤外光励起によりラマン散乱シグナルを増強できることを証明し、ポリマー被覆した磁性ナノ粒子を導入することで磁場応答性を付与することに成功した。
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