今後の研究の推進方策 |
On-chipエレクトロニクス 高インピーダンス特性のナノ電極用のOn-chip生体信号増幅器の集積化を検討する。電気生理用として、増幅器に加えて、フィルタ、多チャンネル用チャンネルセレクターを集積化する。本学CMOSプロセスでのデバイスプロトタイプの試作・検証後、外部ファンドリーサービスへの移行も予定する。
電気生理実験 開発したデバイスの細胞計測評価を実施する。順序として先ず培養細胞、若しくは脳切片を測定対象とする。組織深部の観察に、共焦点レーザ走査型顕微鏡を用いた電気的な測定のみならず物理的な細胞観察の評価も同時に実施する。 生体内細胞測定においては、これまでに本学で実績のあるマウス、ラット[A. Fujishiro et al., Int. conf. IEEE-MEMS, 2011, A. Fujishiro et al., Scientific Reports, 2014]の大脳皮質を対象とする。電気生理計測には、多点記録・刺激システムを用いる。
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