研究課題
若手研究(A)
誤りなしの情報伝送を達成可能な伝送レートの上限であるシャノン限界に迫るレートを実現する方式として,空間結合に基づく符号化変調方式の提案を行った.主たる成果として,反復復調法において,信号ブロックにおける一部の復調誤りが他の信号の復調結果に悪影響を与える誤り伝播が決して発生せず,全信号の復調に成功するという「空間結合効果」がなぜ働くのかを直観的かつ厳密に証明した.また,空間結合の応用先として,通信路推定やFaster-than-Nyquist信号伝送等の理論解析を行った。
情報通信工学