高効率太陽電池の実現を目指し、ペロブスカイト/結晶シリコンタンデム太陽電池の作製に関する検討を行った。デバイスシミュレーションモデルを構築し、ペロブスカイト層の膜厚の最適設計を行った。また、蒸着法によるCH3NH3PbI3-xClx膜の評価および最適化を行い、PL法によるキャリア寿命99 ns、疑似太陽光下での光導電率10のマイナス4乗 S/cm台を有する良質なペロブスカイト膜の形成に成功した。また、タンデム太陽電池のトップセルとボトムセルを接続するトンネル再結合層の開発を行い、n型微結晶シリコンとp型窒素ドープCuO2の積層構造が良好な特性を示すことを明らかにした。
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