研究課題/領域番号 |
26711012
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
五島 剛太 名古屋大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (20447840)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 微小管生成 / オーグミン |
研究実績の概要 |
微小管増幅因子・オーグミン複合体を、存在が想定されていなかった菌類で同定した。オーグミンは紡錘極体と紡錘体上に局在したが、これまで動植物での結果とは異なり、欠損させても微小管重合核形成因子・γチューブリンの局在には異常が生じなかった。この知見を基にオーグミン複合体の進化上の保存性と多様性を論じた論文をPLoS ONE誌に発表した(Edzuka et al. 2014)。また、ヒメツリガネゴケにおいて、オーグミンに依存しない新規の微小管増幅機構を可視化することに成功した。この成果を含めたコケ細胞質微小管生成機構についての詳細な観察結果は、Plant Cell誌に発表された(Nakaoka et al. 2015)。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
期待通りの成果を得、論文発表することができた。
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今後の研究の推進方策 |
27年度は当初の予定通り、哺乳類発生過程におけるオーグミンの機能解析を中心に研究を進める。
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次年度使用額が生じた理由 |
消耗品にかかる費用を節約できたため未使用額が生じた
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次年度使用額の使用計画 |
消耗品購入に使用予定
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