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2017 年度 実績報告書

「魔法形質」による種分化の分子進化過程

研究課題

研究課題/領域番号 26711024
研究機関京都大学

研究代表者

細 将貴  京都大学, 白眉センター, 特定助教 (80557695)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワード種分化
研究実績の概要

[野外調査] 調査密度の低かった2地域において調査を実施し、本研究課題で対象としたSatsuma属カタツムリ約12系統群の分布境界をほぼ確定した。これにより、1.右巻きの系統に関しては一地点たりとも複数系統が共存することがないこと、2.左巻きの系統に関しては2つの系統がしばしば共存することがあきらかになった。また非常に興味深いことに、3.右巻きの系統と左巻きの系統が地理的な障壁に隔てられることなく分布を接している、またはわずかに共存している地点が複数あることが判明した。これらに関しては、いずれも巻型を除いて形態が酷似していること、遺伝的に極めて近縁であることが確認できた。よって、ごく最近に一方の個体群で逆巻きアリルが固定したものの生態的に分化できておらず、安定的な共存が成立していない可能性が考えられた。共存のパターンにこのようなバリエーションが見つかったことは予想外の収穫であり、今後の解析を一段と深いものにできると考えられた。
[分子実験] 台湾において研究課題開始時より3年間にわたって採集してきたSatsuma属カタツムリのサンプルの大部分(約1500サンプル)についてMIG-seqを実施した。現在、チェリーピッキングを起こさぬようデータを一括して解析を進めている。

現在までの達成度 (段落)

29年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

29年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額が生じた理由

29年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額の使用計画

29年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2019 2017 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)

  • [国際共同研究] 台湾師範大学/台北市立大学(台湾)

    • 国名
      その他の国・地域
    • 外国機関名
      台湾師範大学/台北市立大学
  • [雑誌論文] Mechanisms underlying variations in the dentition asymmetry of Asian snail-eating snakes2019

    • 著者名/発表者名
      Masaki Hoso
    • 雑誌名

      Ecological Research Monographs

      巻: 印刷中 ページ: 印刷中

    • 査読あり
  • [学会発表] カタツムリ食ヘビ類における下顎歯列の非対称性は 専食するエサ動物と関連する2017

    • 著者名/発表者名
      細 将貴
    • 学会等名
      日本動物学会第88回富山大会
  • [学会発表] 「右利きのヘビ仮説」で解く種の起源2017

    • 著者名/発表者名
      細 将貴
    • 学会等名
      生命情報科学若手の会 第9回研究会
    • 招待講演
  • [学会発表] Ecology, Evolution, and Development of Dentition Asymmetry in Snail-eating Snakes2017

    • 著者名/発表者名
      Masaki Hoso
    • 学会等名
      The 29th CDB meeting
    • 国際学会

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公開日: 2018-12-17   更新日: 2022-05-13  

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