東北地域の主要品種「ひとめぼれ」を共通親とし、世界の多様な遺伝資源を交配し、20組合せ計3,021 RILs (F7-F9世代)を育成した。これらは遺伝的に固定しており、全ゲノムシーケンスから得た高密度のSNPsでgenotypingされたイネNested Association Mapping集団として確立している。このイネNAM集団は、農業形質に関与する重要遺伝子領域の高精度同定を可能とする遺伝資源として有用性が高いと考える。イネ多収性に関連する形質として止葉葉身のサイズ及びSPAD値のQTLを複数同定した。
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