研究成果の概要 |
パンコムギを構成するA, B, Dゲノムのそれぞれに座上する同祖遺伝子のゲノム別の発現変動を網羅的に調べるために、公開されている700以上のRNA-seqデータを基に、同祖遺伝子毎の共発現遺伝子ネットワークを作成した。また、パンコムギの成立に伴うゲノムの異質倍数化の過程で、ゲノム機能にどのような変化が生じているかを調べるために、Aゲノム祖先種(AA)、4倍体コムギ(AABB)、パンコムギ(AABBDD)の各系統を用いて、比較トランスクリプトーム解析を行い、温度環境に応答するトランスクリプトームの変化とゲノム倍数化の関連を明らかにした。
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