本申請研究では、1:細胞内に侵入したレジオネラは小胞体に向かう過程においてLCV上でRab33b-Rab6カスケードを利用することを見いだし、Rab33bをLCVに供給するエフェクターの候補因子を同定した。2:ファゴサイトーシスで細胞に取り込まれたレジオネラはLCVのリソソームへの輸送を遮断する。その際に、レジオネラはRab5をユビキチン依存的に分解することを見いだし、E3ライゲース様エフェクターを同定した。3:LCVはERとの融合において滑面小胞体より侵入し粗面小胞体で増殖することを見いだし、滑面から粗面への移行に必要な宿主因子を同定した。また、本因子を制御するエフェクター候補を同定した。
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