研究代表者はヒト末梢血単球に2種類のサイトカイン(IL-34とGM-CSF)を添加することでわずか2週間で作製可能な直接誘導ミクログリア様細胞(iMG細胞)を独自開発し(PCT出願)、一次性ミクログリア病である那須ハコラ病患者、双極性障害患者、線維筋痛症患者で、iMG細胞の活性レベルが重症度と相関するなど疾患特異的な興味深い反応を見出すことに成功した。 さらに、米国で開発されたヒト線維芽細胞由来直接誘導ニューロン(iN細胞)の作製技術を自身のラボで独自に改良し、わずか1週間で誘導可能な早期iN細胞の作製に成功し、NF1患者由来の早期iN細胞において興味深い遺伝子発現パターンを見出した。
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